こんにちは。akarizm(アカリズム) カトウチナツです。
お尻に火がついたミツバチのロゴマークで
ミツロウキャンドル作りの材料「ミツロウシート」を広める活動をしています。
アカリズムの主な業務内容
ミツロウシートの販売
高品質のミツロウシートを輸入し、販売(ウェブショップ・卸売)しています。
ミツロウシートのくるくるキャンドルづくりワークショップ
ミツロウシートのくるくるキャンドルづくりを知ってもらうために、全国各地で出張ワークショップをしています。
コロナ禍でワークショップができない状況が続いているので、オンラインワークショップにも取り組んでいます。
ミツロウシートのキャンドルレシピを創り出すこと
ワークショップのメニューやキャンドルづくりキットで紹介しているレシピはすべてアカリズムのオリジナルです。
ミツロウシートのキャンドルづくりは日本ではまだまだ知られていません。
欧米では日本よりもミツロウシートの認知度はありますが、シンプルに巻いて楽しむものがメインで凝った形のキャンドルはほとんどないのです。
ですから、ゼロからアイディアを考えて試作を繰り返し、レシピを開発しています。
akarizmは創業よりずっと、可愛くてカラフルで楽しいミツロウキャンドルを作ってきました。
akarizmがミツロウキャンドルづくりを始めた2006年頃は「シンプルでナチュラル」がミツロウキャンドルの持つイメージでした。現在の様にかわいいミツロウキャンドルがたくさん生まれてきた背景にはakarizmの遊び心溢れる作品の影響もあると思います。
時を経て、溶かして作るミツロウキャンドルから、ミツロウシートを使って作るキャンドルにシフトしましたが、ものづくりのコンセプトは変わっていません。
ナチュラルでシンプルなだけでは広がらない、
かわいさや楽しさが「ミツロウキャンドル」のよさを知ってもらうきっかけになると信じています。
季節やイベントを楽しむキャンドルのレシピをこれからもどんどん作っていきたいと思っています。
ミツロウシートのくるくるキャンドルづくりを通して伝えたいこと
ミツロウシートのくるくるキャンドルづくりはなんといってもカンタン!
これまでのキャンドル作りのイメージが変わるほど手軽にできるので、もっとたくさんの方に知ってもらって
ミツロウキャンドルを
作って灯す楽しさ を届けたいです。
ものづくりは楽しい!
スマホ片手に指先ひとつでありとあらゆるものを手に入れられる時代だけど、
あえて手を動かして、ゼロから何かを作ってみることを体験してほしいんです。
なぜなら純粋に楽しいから。
どんなものを作ろうか想像する楽しさ。どうやって作ろうか考えること。
手ざわりや香り、五感をフル活用して、
切ったりこねたり貼ったり、作業しながらの試行錯誤。
うまくいかなくても面白い発見があったり、やってみたら最初と違う方向へ進んだり、
自分で考えて作るって本当に楽しいんです。
ワークショップの最中にふと、無言の時間が訪れます。
それは自由な飾り付けの時間。それぞれが自分が作っているものに集中しているとき。
どんなに賑やかな女子グループでも気がついたら、無言になって作ることに没頭しています。
そういう楽しさ、最近感じていますか?
売り物のように上手にできなくても、作ること自体を楽しんで完成したものはその人にとって特別です。
作る手間を味わうことで、大事にしたい気持ちと特別感が倍増します。それは買ってきたものとは比べ物になりません。
ミツロウシートのくるくるキャンドルづくりが、ものづくりの楽しさを再発見するきっかけになれたらいいなと願っています。
火のある暮らし
昔に比べて、普段の生活の中で火を使うことがぐっと減っています。
庭で焚き火ができないのはもちろんですが、台所もIHコンロで、暖房もエアコン。家で火を見ることすらないというおうちも少なくないのでは。
仏壇がない家も増えたのでお線香やろうそくに火をつけることもないですよね。
その結果、マッチやライターの使い方と火の扱い方を知らないこどもが増えています。
やけどや火事を恐れてこどもを火から遠ざけた結果、触ると熱い!とか、
近づけると燃える!ということが実感として身につかないんです。
キャンドルも危ないから使わないという方もいますが、ぜひ使って火の正しい扱い方を学んで欲しいと願っています。
そして、火を眺めるのは実は楽しいってこと知ってますよね?
焚き火やキャンプファイヤーを囲んでみんなで炎を眺めて過ごしたこと、ありますか?
最近では薪ストーブや暖炉も人気ですね。
ゆらゆら揺れる炎を眺めていると、あったかいだけではなくて
なんだかのんびり平穏な気持ちになれます。
おうちに薪ストーブを設置するのは難易度が高いけれど、ミツロウキャンドルに火を灯してみるのは簡単です。
キャンドルの火はとても小さいけれど、それでも十分。
眺めて炎のゆらぎをお楽しみください。
いつもの場所でも、いつもちょっとちがうスローなひとときを過ごせますよ。
ミツロウをきっかけに生き物や環境に興味をもってほしい
一般的なパラフィンキャンドルではなく「ミツロウキャンドル」にこだわる理由は、ナチュラルで安心なワックスだからというだけではありません。
みつばちやミツロウを知ってもらうことで、他の生き物や自然環境に興味を持ってもらうきっかけを作りたいからなんです。
かわいい、楽しそう、を入り口にミツロウキャンドルに興味を持ったら、
その材料を作っているのがミツバチだった!
蜂蜜とはちがうの?
ミツバチってどこでどうやって暮らしてるの?
などいろんな疑問や学びにつながるのが理想です。
ミツロウはミツバチが作りだすものなので、ミツバチが元気に生きていける環境がないと手に入らなくなってしまいます。
そして、ミツバチが生きていけない世界では人間も生きていけません。
私たちは自然のめぐみのおかげで生きていけます。人間優先で地球環境を破壊することのないように、様々な生き物と共存する未来を作っていきたいですね。
ミツロウキャンドルをきっかけにミツバチや自然環境について興味を持ってくれる方が増えるといいなと願っています。
アカリズムの過去の活動
イベント出店やワークショップは多すぎて書ききれないので主に大きなものだけご紹介します。
2008年〜2011年 東京拠点期
2008年9月 アカリズムを立ち上げ ミツロウキャンドルの制作、イベント出店、販売とワークショップを行う。
■恵比寿にてベジランチとワークショップを楽しむ「手しごとcafe」を3年間で21回開催
■金沢にて2008.2009と2年連続グループ展開催
■2009年通販生活カタログハウスの学校 東京店にてワークショップ
■2010年9月 東銀座にてグループ展
■2010年8月 日本橋三越本店5Fで1週間の催事出店
■島根県隠岐郡海士町へ2010,2011年連続出張ワークショップ
2011年〜2015年 福岡市内拠点期
2011年 東京から福岡市中央区今泉に拠点を移す
■開店間もない木の葉モール橋本でのワークショップを7月にスタート(以来2020年まで続く)
2012年
■JEUGIAカルチャーセンター福岡天神で1年半講座を担当
■淡路島ap bank fes’12でワークショップ出店
■糸島サンセットライブワークショップ出店
■フクオカクラフトマーケット4年連続出店
ウェブショップたちあげ
2013年
minneでの販売をスタート
3.11キャンドルナイトイベントを主催
アースデイいとしま出店
博多阪急、岩田屋などでワークショップを開催
2014年
東京吉祥寺リテイルにてグループ展を行う
新宿OZONE クラフトマーケット出店
博多灯明ウォッチングでワークショップ開催
■クリスマスマーケットin光の街・博多で約1ヶ月間特設ブース出店
TSUTAYA武雄市図書館でワークショップ
2015年〜糸島拠点期
■警固LUMOにて8周年記念個展を開催
福岡県糸島市に拠点を移す
アースデイかごしま出店
■東京ビッグサイトでのハンドメイドインジャパンフェスに2年連続出(2015,2016)
■ミツロウシートをレーザーカッターで加工する世界初の取り組みでアメリカのファブラボショーに作品展示
下関旧英国領事館でワークショップ
外苑前のFrancFrancでワークショップ
2016年
東京ビッグサイトでのホビーショーminneのハンドメイドマーケット2年連続出店
東急ハンズさんでの販売がスタート(新宿店・渋谷店)
■ANAクラウンホテル×KIRINビバレッジ プレゼントキャンペーン クリスマスディナーショーでワークショップ
2017年
■東急ハンズ仙台店に常設コーナーができる
JR博多シティ学校でワークショップ
GOODAYFAB、ファブラボ博多、仙台などでレーザーカッターを使ったキャンドルワークショップを開催
糸島クラフトフェスへの出店をスタート
2018年
■中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2018、2019にてワークショップ
作り手について
アカリズムの立ち上げ人、作り手を紹介します。
カトウチナツ Chinatsu Kato
福岡市博多区生まれ
普通科と通信制の2つの高校を中退、大学入学資格検定試験で大学へ
人とちがう回り道も大事な経験で、年齢に関係なく再スタートできることを学んだ時代。
成安造形大学デザイン科卒業
自然豊かな琵琶湖沿いの大学で、
建築やプロダクトデザインなどの住環境デザインを学ぶ
NGOナマケモノ倶楽部と出会い、スローライフやキャンドルナイトを広める活動を行う。
自然素材にこだわるモノづくりの基礎ができた時代。
卒業後照明メーカーに入社
東京お台場、青山ショールーム、大阪本社ショールームで広報と家具と照明の仕事を行う。
照明士とインテリアコーディネーターの資格を取る。
明るいことをよしとし、暗いことをおそれる日本の照明事情を知り、より豊かなライフスタイルの提案として、あかりの原点であるキャンドルを作りはじめる。
暮らしとあかりについて考えた時代。
日本縦断して環境教育をするプロジェクト「アースキャラバン2008」でワークショップデビュー
キャンピングカーで西表から洞爺湖まで移動しながら環境体験型ワークショップや出前授業を行って
日本各地でローカルに生きる面白い人々に出会い、刺激を受けてアカリズムをたちあげる。
こどもと向き合うことと、日本全国へ出張ワークショップに出かけるフットワークが育った時代。
掲載インタビューのご紹介
少しまえにインタビューを受けて書いて頂いた記事なんですが、経歴を含めしっかりまとめてもらっています。
akarizmをもっと知りたい!と興味を持ってくださる方がいらしたら、読んでみてください。
どちらのインタビューもしっかり長いのでお時間のあるときにゆっくりどうぞ。
cowcamo magazine 「小さな灯りでスローな夜を」2015.10.23